初心者の考える“スマブラDXtierリスト”
【彼らにとっては生まれたときから決められていた才能】
スマブラDXにはたくさんの使用キャラクターがいます。何人いましたっけ?とにかくたくさんいます。
スマブラDXに今のところ禁止キャラクターはいないので、あなたは彼らのうちどのキャラクターを使って対戦してもいいのです。
彼らの性能やステイタスはみなそれぞれに個性的なものを持っています。例えばプリンやカービィは、他キャラクターに一度だけ許されている空中ジャンプを複数回おこなうことができますし、可哀想なゲームウォッチは常に体がシールドからはみだしてしまいます。
このような性能差は、すなわち対戦における有利/不利を生み出します。すると、より多くのキャラクターに対して有利な個性を持ったキャラクターは、対戦において非常に使いやすいキャラクターだということになります。
【tierリストとは】
あなたがもしスマブラDXの対戦を見慣れているなら、次のことにきっと同意していただけるでしょう。
「フォックス使ってる人がやたら多い」
「TOP64の対戦でクッパ見たことない」
そうですね?異論ありませんね?
これらの事態が発生する原因のひとつに、さきほど述べた”他キャラクターに対する有利/不利”の結果が大きく関与しているというわけです。この場合、フォックスはより多くのキャラクターに有利な個性をもっており、クッパはその反対であるということになります。
tierリストとは、対戦環境においての有利/不利の結果おのづと現れてくる、対戦環境でのキャラクターの使用度合い=「対策すべきキャラクター」を示したものなのです。
「対策すべきキャラクター」ランキングなので、決まった答えはでません。もしあなたがプリンを使っているなら、フォックスのランキングはより上位になるでしょうし、フォックスを使っている人は、マルスのランキングが上がるでしょう。
あと、間違ってもキャラクターの強さランキングではありません。
【実際どんなのなの】
https://twitter.com/LiquidHbox/status/759803536624521216
これは2016年7月にプリン使いのトッププレイヤーHungryboxが公表したtierリストです。
わかりやすいですね。Sに近づくほど上位で、同じ列なら左にいるほうが優位ということになっています。一般的に大会で入賞するにはCランク以上のキャラクターでないと難しいそうです。たしかにCランクまでは大会でもたまに見かけますね。
このランキングに関しては、フォックスが単独Sランクであるところが面白いと思います。Hungryboxはプリン使いなので、フォックスを最優先で警戒すべき相手に位置づけているんでしょう。Hungryboxのプリンには世界一を争うライバルArmadaやMangoだけでなく、マルス・シークメインの印象が強いMew2Kingでさえフォックスを当てるので、極端な話、Hungryboxにとっては「狐にさえ絶対に勝てればどんな大会でも優勝できる」ということになるわけですね。
このようにtierリストには個人の経験、考えが反映されます。
【そこで!】
経験も考えも皆無にひとしいこの僕がtierリストを作ったら、それなりに公平なものができるのでは?
と考えたわけです。さっそく見てみましょう。
適当かよ。
いや、ちゃんと考えました。本当です。
?ってのがありますね。これはほとんど見たことも対戦したこともないのでよくわからないキャラクターたちです。実質最下位です。
いろいろ言いたいこともありますが、見てほしいのはマルスとC.ファルコンの位置関係です。たいていの場合この位置は逆転しているのですが、僕はこっちが正しいtierだと思っています。なぜならマルスはC.ファルコンに比べて強い使い手が少ないからです。
いろんな大会の結果や、地域のプレイヤーランキングを見ると、たしかにマルスはいつも上位に入っています。C.ファルコンより高い順位であることも多い。しかし、そういう結果を出せるマルスは本当に一部です。よーく見るとC.ファルコンの方が圧倒的に使い手の質、量で上回っているのです。
ではなぜマルスは過大評価を受けているのか?
答えは簡単で、マルスがフォックスやファルコという最上位キャラクターに強いからです。マルスと当たりたくない人、苦手な人がたくさんいるということです。しかしそれはフォックス使いの考え方であって、そこを離れて見ると、マルスは対戦であまり有利なキャラクターとは言えません。ピーチには強く出られますが、C.ファルコンはもちろん、シークやプリンはかなり不利なマッチングです。そこでマルスの順位は下がっていきます。
C.ファルコンが過小評価を受ける理由もまったく同じです。フォックスやファルコに弱いからです。
そう考えると、マルス・C.ファルコンは同じくらいのランクになりますが、質の高い使い手の多さを考慮すると、C.ファルコンはより対策の必要なキャラクターとなっています。この調子で強力なC.ファルコンの使い手が増えるのならば、マルスの立ち位置はさらに危うくなるでしょう。
【みなさんのtierリストも見たいです】
どうでしたでしょうか。それなりに公平なtierリストができたんじゃないかと思うのですが。
僕はみなさんの考える環境も知りたいです。
今回は日本の環境に関する僕の知識が乏しいため、国内環境とは違うものになっている可能性がありますし、スマブラDX上手な人の作ったtierリストというのは非常に練習の参考になりますので、ぜひお時間のあるときに作ってみてください。
このサイトで簡単に作って公開することができます。
お付き合いありがとうございました。
考えるな。考えとけ。
【カレー食べ放題なんです】
東京ゲームバーというお店があります。
毎月第二、第四木曜日の19:00-23:00、このお店でスマブラDXの対戦会が行われています。四月の2回両方、このイベントに参加しました。
イベントの紹介や詳しいレポートは後々書こうと思います。今日はイベントの振り返りだけやりましょう。
【辛口かな?甘口かな?】
結果から言うと素晴らしい経験でした。
散々ボッコボコにされました。散々。
それだけたくさんプレイできたということです。お店にいる3~4時間のあいだ、僕がコントローラーを手放すことはありませんでした。東京ゲームバーではカレーやドリンクバーを自由におかわりできますが、そんなことしてる時間がもったいなくて結局まだカレー食べられてません。次はゆっくり観戦しながらカレー食べようかなと思っています。
さて、僕にとっては人生初の対人戦。一応僕も色々覚えたり考えたりして望んだのです。
いやー。お察しの通り、全く通用しませんでした。僕は(ああ……スマブラしてる……うへへ……めえ……)と幸せ回路ショートさせてましたが、いつまでもそれじゃいけません。
【何を考えて、何が起こったのか】
(用語について自信が無いので、ややこしくならないようにところどころ英語で書きます)(あと前提として僕はマルスを使っています。)
例えばフォックスを目の前にして僕はこんなことを考えます。
(うーん掴まれたら嫌だからむしろこっちから掴みに行くかー。いやスカしたら困るしとりあえずDtiltで牽制しよう)
すると、僕のマルスはとっくの昔に掴み→上投げ→UpAirを食らってキラーンと星になっているのです。ひえー。
何がダメだったのでしょう?
【考えちゃダメ】
僕の間違いはおそらく“プレイ中に”考えてしまったことでしょう。もちろん、ゲームに限らず、考えることは上達するための正道です。しかしスマブラDXは非常に駆け引きの高速なゲームです。カードゲームなら対戦相手に許可されればどれだけでも考えられますが、スマブラDXで1ゲーム8分間じっくり考えてたらやべーやつです。
僕のレベルでゲーム中に次の行動考えてたらゲーム終わってます。だったら考えずに動けるように練習すればいいのです。
【オプション装備】
まずはオプション(選択肢)の確認をします。出来るオプションと出来ないオプションを分けます。とりあえずここでは適当に。
出来る
・dash dance・牽制Dtilt・対フォックス、ファルコ限定chain grab・short hop double Fair・その他
出来ない
・shield dropからの攻撃・Ken combo・その他無限の色々
さて、考えるべきはこの出来るオプションをどこで使うか?です。考えられたら、出来るオプションの使いどころをそこに確定してしまいます。
(偉い人のマルスが相手が近づこうとしてきたときにDtiltしてる!)
このように考えたら、とにかく地対地で中距離に敵がいる時は『必ず』牽制Dtiltを振るようにします。
これを出来るだけ多くのオプションで確定させることでプレイ中に考える回数、時間を減らしていきます。
通じなかったら、対戦相手の方に相談したり(実際ゲームバーではたくさんのアドバイスをいただきました)、またお家で考えたりすればいいのです。技を振るタイミングや振ったあとの行動、オプション選択そのものの間違いもあるのかな。
あとはそうですね。考えると同時に、出来るオプションの精度を上げ、また数を増やしましょう。ここは練習です。この作業を積み重ねて出来るオプションをたくさん身に付けます。プレイ中に考えるのはそこから。
しばらくはこの方向で練習してみます。
【話本当ながいよね】
はい。
対人戦を経験して考えたことを書いてみました。
ゲームバーでめちゃくちゃ親切にしていただいたりめちゃくちゃ楽しく対戦したりと言った話は別にレポートを書きます。
下書きばっかり増える!
ブログ書いてスマブラDX上手になるぞ
僕はスマブラDX(以下DX)歴三カ月のひよこプレイヤーです。
ブラウン管なし。
対戦相手なし。
格ゲー経験なし。
そんな僕がなぜDXを始めたのか?
はとりあえず置いておいて、このブログの目的と決意をはじめに書いておきます。
【DXは標のないまったくの初心者に優しくないということ】
僕はひとりでDXをはじめました。2017年2月のことです。
当然技術や練習方法を教えてくれる先輩なんかいませんし、仕方なくネットに落ちている情報を調べて「これでいいのか?これで出来てんのか?」とやっていることに自信をもてないまま、なんとなく必須らしいwavedashやshorthopを覚えていくしかありませんでした。
いまだにとっさのwavedashはジャンプになります。
DXを始めたころ、まず参考になる情報にたどり着くまでが大変でした。トライアルと言えるような練習方法なんかまず出てきませんし、そもそも情報が古いものが多くて、書いてあることが現在にも通用するのかわかりません。
そうしてようやくたどりついたスマブラDX 対戦攻略指南。
(なんか最近も更新されてる!)
(キャラ別攻略もあるし!)
(よっしゃーこれで僕もPPMDばりのDashdanceしちゃいますよー)
意気揚々、さっそく対戦攻略指南をなんどもなんども読みました。しかし……
意味がわかりませんでした。
断っておきますが僕はアホではありません。文章も人より読みなれているはずです。DXについても海外大会の動画はけっこう見ていました。それでもそこに書かれているのは僕にとって未知の外国語同然でした。
例えば受け身について書かれたこの部分
L/Rボタンを押しこんでから、 20 F の間に倒れ落下状態、もしくはそうなる前の ふっとび中のキャラが地形に触れると、受け身を取ることができます(このペー ジでは、主に足場で行う受け身について触れます)。
20F?倒れ落下?
(僕にはちょっと早かったか……)
僕は諦めのいい性格です。
仕方ありませんが、明らかに「ちょっと知ってる人」向けに書かれています。僕みたいな無知無知の無知野郎はあんまりいないだろうから。そっから説明すると余計にややこしくなるんだろうと思います。
ちなみにFについては調べりゃすぐ解決しましたが倒れ落下はしばらくわかりませんでした。
そこで別の道しるべを求め、ついにこんなアカウントをyoutubeで見つけました。
神。
無知野郎は先にこっちいきましょう。
なぜなら動画だからです。初心者に文章は向いてません。どれだけ平易に説明されても、単語から映像が浮かびにくいのです。タイミングや相対距離を含めて説明するとなると、説明側に超級の文章力が必要でしょう。
とにかく、このSSBM-Tをひととおり見てからは対戦攻略指南の内容も入ってくるようになりました。
しかしSSBM-Tにも弱点があります。それは少々の英語力を必要とすることです。DX専門用語もガンガン使ってきます。慣れましょう。僕も英語は苦手ですがちょっとがんばりました。思いのほかDXをする上で役に立ちます。海外の掲示板とかwikiとか読めるとかなり便利。
【話長くない?】
はい。
とにかく日本語の情報にはまとまりがない上、古いものや難しいものが入り混じって、僕のようなぼっちの門外漢には優しくありません。
一番困るのは覚えることの多さです。例えばせっかくwavedashを覚えても、それを実践でどのように使って有効なのかということはなかなか理解できません。そのような状況はキャラクターごとに違ったり、一個の答えが正解ではないこともあります。
結局は自分で考えなければならない。
自分で考えなければならない。
そのためのブログです。
ほとんど自分用ですが、もし僕と同じようなDX初心者が見たときにちゃんと参考になるように書きます。
よきスマブラライフを。